【企画展】
特別展「新作南部鉄器展 ~鉄をつむぐ~」
【つむぐ/紡ぐ】
繭や綿などの繊維を錘にかけて糸を作ること―。
比喩的な表現で言葉をつなげ、主に物語や詩歌などの文章を作ること―。
ここ盛岡が、盛岡藩の城下町として栄えた江戸時代。この時代に多くの工芸品が生まれ、そのひとつである南部鉄器も藩内で鉄器づくりに必要な鉄や砂、木炭などを得られる好環境と、藩主の奨励のもと発展を遂げていきました。そして幾多の盛衰を繰り返しながら、現在も伝統の技術を守る職人たちが、その時代・暮らしにあった姿形を模索し、新たな風を取り入れた鉄器を作りつづけ、現在まで受け継がれています。
師匠から弟子へと受け継がれてきた技術はまるで一本の糸のようであり、職人たちの価値観やこだわりが折り重なり作り上げられた作品は、まるで鉄でつむがれたひとつの物語のように感じられます。
本展では2020年度の新作を中心にご覧いただきます。職人たちが南部鉄器に込めた思いの一端を感じていただければ幸いです。
- 会期2020年11月1日(日)〜2020年11月23日(月)
- 主催もりおか歴史文化館活性化グループ
- 協力南部鉄器協同組合
- 会場2階企画展示室
- 開館時間9:00~18:00(※入場受付は閉館30分前まで)
- 観覧料
無料