【テーマ展】
テーマ展「罪と罰 -盛岡藩の犯罪記録と町奉行の仕事-」
「盛岡藩家老席雑書」などの藩政資料から、藩内で起こった犯罪と刑罰の記録をひも解きます。
- 会期2020年12月18日(金)〜2021年2月15日(月)
- 主催もりおか歴史文化館活性化グループ
- 会場もりおか歴史文化館 2階歴史常設展示室・テーマ展示室
- 開館時間9:00~18:00(入場受付は17:30まで)
- 観覧料
一般300円、高校生200円、小・中学生100円 ※団体(20人以上)は各2割引
・ 盛岡市内在住で65歳以上の方、小・中学生のうち盛岡市在住・就学の方は無料
・ 障がいをお持ちの方やその介護をなさる方(障がい者1人につき1人まで)は無料
盛岡藩は江戸時代初期に幕藩体制の成立と共にでき、江戸時代が終わるまでのおよそ260年に渡って存続しました。当然、その長い間には様々な事件事故が起こっています。現代のような自動車事故やネット犯罪はありませんが、殺人、傷害や窃盗など、今と何ら変わらない犯罪も多数記録に残っていますし、無断で藩外に逃げることや不倫など、今では犯罪とは思われないような前近代特有の「犯罪」も多かったようです。
現代人と江戸時代人の存在は分断されたものではなく、同じ時間の流れの中にいますが、時代による生活様式の変化に伴って人々の考え方は大きく異なってきています。そのため同じ罪を犯しても今と昔では課される罰がまったく違ったり、現代では法に触れない行為が江戸時代には重罪とされたりします。不謹慎な表現で恐縮ですが、非常に興味深いです。
本展は、そんな江戸時代の犯罪にスポットを当て、江戸時代の人々が犯した罪と、罪に応じて与えられた罰の記録を通して「江戸時代の人は何を"罪である"と捉えていたのか?」を探ろうとするものです。明確な答えが提示いる訳ではありませんが、江戸時代の社会制度やその中で生きる人々の気持ちを想像しながらご覧いただければ幸いです。そして、SNSにでも展覧会の感想をアップしていただけたら嬉しいです。